
わたしは早稲田大学在学中に世界一周ひとり旅をしました!
そのときに、わたしは大学を休学せずにひとり旅したんです!
そして4年で卒業し、今は社会人です。成績もとくに良いというわけではありませんが、悪いわけでもなかったです。ごくごく普通のGPAでした。
わたしはまだ人生の半ばにも到達してはいませんが、 世界一周ひとり旅をしたことは、 人生の中で大きなハイライトになることは事実です。
「学生のうちに世界を見たい」「なにかひとつ成し遂げて大学を卒業したい」そんな人には世界一周ひとり旅をぜひおすすめします。
この記事では、大学生が休学せずに世界一周する方法について書いていきます。
大学のカリキュラムに鍵が隠されている!
わたしは早稲田の文化構想学部の出身です。わたしは大学に入学するまえから、「世界一周ひとり旅をするぞ!」と決めていました。(早稲田で勉強頑張るぞ、ではなかった…笑)
そこで、わたしは「いつ世界一周ひとり旅」をするべきか決めるために、大学のカリキュラムをじっくりと眺めました。
まずわたしの学部は卒業所定単位数は124単位でした。どこの大学のどこの学部でも、特殊な場合を除いて、普通の学部学科はだいたい同じであるはずです。
1年間に所得できる単位の上限は40単位。
124 ÷ 40 = 3.1 年で全単位取得可能

え? 半期くらい大学行かなくても余裕で卒業できるじゃん!
これを見たのが、わたしの世界一周ひとり旅の決行が決定的になった瞬間でした。
そして、一番自由に活動できる時期――必修授業が少なく、ゼミや研究室がはじまっていない期間を探しました。
わたしの学部の場合は大学2年の春学期(4月から7月まで)でした。
ゼミの開始は3年から、1年は必修授業がずらり、卒論に追われると聞く4年は論外――そんなわけで大学2年の前期に世界一周に旅立ちました。
バイトして旅費も貯めなければならなかったので、わたしとしては大学入学から1年後というのは、お金も貯まっているだろうから、そういう意味でもちょうどよい時期でした。
わたしは旅費が貯まったらできるだけ早く外国に行きたくてたまらなかったので、大学2年の春を選びましたが、すべての授業を取り終え、卒論だけを残して、世界一周をしながら卒論を書く、というのもひとつの手です。
ゼミや研究室に入っていたら難しいですが、文系の学生でゼミに入らないならば、指導教官に相談してみて、卒論の指導や訂正をメールやスカイプでできないか頼んでみるのもいいでしょう。(オッケーしてくれるかは、先生の性格にもよってしまいますね…)
そしてカリキュラムをチェックしていると、さらにお得情報を発見!
単位を取りながら世界一周ひとり旅!
早稲田大学にはパソコンを使ってオンラインで授業を受けることができる「オンデマンド授業」というのがあります。
自分のパソコンから早稲田のシステムにログインして、PDFファイルをダウンロードし、早稲田の教授がつらつら喋っているのを聞く――という講義です。
このオンライン授業を受講すると、大学に通う必要も、なんなら日本にいる必要もないんです。
「あ! 外国にいても単位が取れる!」
Wi-Fiがあるホテルに泊まってさえいれば、いつでもどこでも授業が受けられます。
しかも、ニューヨークやロンドンといった安全な街でなければ、夜は女ひとりで出歩かないのが無難。(人によってはニューヨークも危険という人もいるし…)
なにかあってからでは遅い。なので、ひとり旅中は夜は暇になるので、結果的にもオンライン授業は適当な暇つぶしにもなりました。
なぜ早稲田がオンライン授業を提供しているかはわかりません。どうしてもしばらく大学に行けなくなってしまった学生の救済措置なのかもしれませんし、 一度、動画を作ってしまえば、大学に出勤して講義を行わなくていいので、めんどくさがりやな(?)教授がオンライン授業を行っているのかもしれません。
このように、オンラインで講義が受けられるシステムが早稲田にはあったので、わたしは世界一周ひとり旅をしながら単位を取っていました。早稲田には「オープン科目」といって、他の学部の学生でも受けられる授業があるので、オープン科目になっている他学部のオンライン授業を取ったりして、旅行しながら計8単位を取得しました。
早稲田と同じようにオンラインで講義を受けられるかどうかは、大学によって異なります。しかし、カリキュラムやシラバスなどをじっくりと調べてみるのをおすすめします。
学期末にはレポートか試験はあります。しかし、早稲田の場合は、レポート提出はもちろんオンライン、テストもオンラインでした。しかも、PDFファイルや講義動画のノートを取っていたら、簡単に解答できる試験です。
「スポーツ理論」なんとか、みたいなスポーツ科学部の授業を取ったのですが、それに関しては、すっかりテストを受けるのを忘れていて、気がついたらテスト受講期間を過ぎているという始末…
「こりゃ、単位落としたな… せっかく何時間も授業受けたのに」
――っと思ってたんですが、日本に戻ってから成績を見てビックリ!
「スポーツ理論、単位落としてない!」
もちろん評価は「C」でしたが(笑)、単位はもらえました!
しっかり計画して、学生生活を楽しんでください!
本当に世界一周ひとり旅がしたいならば、方法はかならずあります。
ある程度のお金と時間があれば、だれでも世界一周はできます。
必要なのは「世界一周したい」という気持ちだけなのではないかとわたしは思っています。
つまり本当に世界一周したかったら、本気でバイトして、本気で計画を立てるんですよね。
しかし、旅行のスタイル、旅行する地域によっては、危険にもなり得ます。
なので、しっかりと情報を集め、しっかりと計画して世界一周をしてください。また、しっかりと単位をすべて取って、4年で卒業しましょう。(親御さんがいくらでも大学に「寄付」してくれるような方々なら別ですが…笑)
コメント
ブログ拝見しました。りなさんは本当に頑張る方ですね!感服しました。私はアメリカ留学後、欧州、アジア、中国を経由して、帰国し、大学は五年掛け卒業しました。世界一周した1985年は急激に円高が進み、経済的には恵まれました。この世界一周は私の原点となり、その後のアメリカ大学院進学、ドイツ、イギリス駐在に繋がりました。自営後はバンコクへの移住を模索しました。持病が悪化し、バンコク移住は夢となりましたね。りなさんの頑張り、見習いたいです。引き続きブログ拝見いたします。いつも応援しております。ロンドン生活満喫くださいませ。
ブログ再度拝見しました。私の世界一周ルートは、東京、アメリカ西海岸、ニューヨーク、マイアミ、シカゴ、留学先、ニューヨーク、ロンドン、ベルリン、ギリシャ、インド、タイ、香港、北京、上海、香港、東京だったと思います。約30年前の事です。航空券は留学先の旅行会社で発券してもらいました。留学先はイリノイ州立大学アーバナシャンペン校です。1年間の交換留学でした。こうしてコメント書いていると昔を回顧します。りなさんのブログ繰り返し読んでます。ありがとうございました。いつも応援しております。
交換留学に関し、追記します。日本人同窓会が毎年四名公募し、採用されると、授業料が免除されます。この制度は約10年前に無く成りました。私は幸い、採用され、一年間の交換留学しました。留学先はイリノイ州立大学の本校でアメリカの大学の中でも、かなりレベルの高い大学です。生活費、渡航費は自腹ですが、学費は日本人同窓会が負担くださいました。シカゴの南、バスで2時間の場所にあり、周りは田舎です。懐かしい日々思い出します。ブログありがとうございました。ごきげんよう。
イリノイ州立大学の生活補記です。住まいは大学寮で、食事は3食、寮の食堂で食べていました。授業には、自転車で向い、授業後は、図書館で勉強です。グループ学習も多く、勉強会を行なっていました。娯楽はスポーツで、大学の施設で行いました。たまには、セントルイスやシカゴにバスで出掛け、息抜きしました。しかし基本じみな生活でした。唯一例外は、冬休みにヨーロッパに行った事です。イギリス、フランス、ドイツ、イタリアと主要国を観光しました。安宿に泊まり、ユーレイルパスを駆使しました。旅の最中、ローマで財布取られ、難渋しました。懐かしい日々思い出しました。ブログありがとうございます。引き続きブログ拝見いたします。ありがとうございます。ごきげんよう。