PR

ジョジョ・モイーズ【2900万部の小説を書いたイギリスで最も有名なロマンス小説家】

By Wikipedia

この記事では、イギリスで最も有名な恋愛小説家といってもいいほど人気のあるベストセラー作家、ジョジョ・モイーズ(Jojo Moyes)さんについてご紹介します。

日本ではあまりまだ認知度は高くはありませんが、映画化された「世界一キライなあなたに(原題: Me Before You)」を観たことがある人は多いかもしれません。

主演が『ゲーム・オブ・スローンズ』のデナーリス役で有名になったエミリア・クラークさんが主演している映画です。

この映画の原作を書いたのがジョジョ・モイーズさんです。

英語圏ではものすごいベストセラーで、アマゾンのレビュー数からもそれがわかります。なんと25000件超えの評価でほぼ五ツ星★★★★★

では、この大ベストセラーを生み出したジョジョ・モイーズさん、どんな方なのでしょうか。

基本情報

本名: Pauline Sara Jo Moyes
生年月日: 1969年8月4日 (50歳)
出身: イギリス・ケント州メードストン
在住: イギリス・サセックス

ご結婚されており、子供も3人いるそうです。

1993年、まずジャーナリストとして活動し、2002年から小説家として活動されています。旦那さんも同じくジャーナリストです。

イギリスの恋愛小説に送られる賞であるRomantic Novelists’ Association Awardsを2度も受賞した数少ない作家のひとりです。

小説家になるまで

大学に入学するまえにいくつか仕事をしており、そのひとつは目が見えない人のために点字をタイプする仕事でした。

その後、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校に入学し、イギリスの新聞社インディペンデント紙から奨学金を受けることができました。そのおかげで、多くのジャーナリストや編集者などを輩出しているロンドン大学シティ校で学部卒者向けのジャーナリズムコースへ進学することができました。

卒業後はインディペンデント紙で10年、勤務することになります。

ベストセラーまでの道のり

モイーズさんはまず三作の本を執筆しますが、どれも出版を断られてしまいます。

このときに、すでに子どもがひとりいて、もうひとりを妊娠中であったため、四作目も失敗したら、執筆をやめようと決意します。

そして、この四作目を三章書いて、いくつかの出版社に送ったところ、出版社が出版権を争うほど好評だったのです。日本と違ってイギリス(と他の多くの国)では新人賞の受賞がデビューではないんですよね。

そして、2002年に処女作「Sheltering Rain」が出版され、専業作家としての道を歩み始めます。

しかし、片手間に新聞社への記事の執筆は続けたようです。

そして2012年にのちに大ベストセラーとなる恋愛小説「Me Before You」を執筆するのですが、当時契約していた出版社に出版を断られてしまいます。

そこでモイーズさんは、日本でもそこそこ知られている出版社ペンギン・ブックスに出版権を売りました。

そして、それが600万部の大ベストセラーとなったのです!

ニューヨークタイムズのベストセラーにも選出され、その後、同作の続編も二作執筆しました。そして43ヶ国語に翻訳され、2900万部の大ベストセラーとなりました。

日本語でも『ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日』という邦題で出版されています。

そして、2016年に映画化され、モイーズさん自身が脚本を執筆した映画が公開されました。

Me Before Youは英語力アップにもおすすめ!

最近、英語でMe Before Youを読みましたので、ネタばれなしでちょっと感想を書きたいと思います。

大ベストセラーなので、ハーレクイン的な王道のロマンス小説だと思って読み始めました。

最初はちょっと物語のスピードが遅いんですが、第4章くらいからやめられなくなり、一気読みしました。どんどん展開が思いも寄らない方向へと進み、男女の話を描いてはいるのですが、恋愛が主テーマではなく、人生について考えさせられました。そして、最後は号泣させられました。

わたしは英語で読みましたので、日本語訳がどのようになっているかはわかりませんが、一読をおすすめします。

それほど難しくはない英語で書かれています。難易度の高い単語があったり、イギリス英語特有の言い回しもちらほらみられますが、それらはすべて読み飛ばしても十分にストーリーを楽しめます。

ただやはり、初心者には難しいので、TOEICで700点ほどないと、あまりストーリーを楽しめないとは思います。しかし、初心者の人でも、語彙力アップのための教材にする使い方ならば、それほど難しい内容は書かれていないので、英語力アップのために読むといいと思います。

ちなみに、わたしはオーディオブックで聴いて読んだのですが、小説の舞台がイギリスであるので、オーディオブックもイギリス英語で話されており、とても明瞭な発音なので、TOEICのリスニングの点数を上げたい人にも耳を慣らすという意味でおすすめでもあります。

オーディオブックは再生時間が14時間以上あるので、聞き流しに使う教材としてもおすすめです。単品で買うと少し高価なので、アマゾンのオーディオブックの定期購読1500円で購入するのがいいのかと思います。

初めてアマゾンでオーディオブックを買う方は無料で1冊オーディオブックをGETできるので、無料お試しで聴いてみるのがいいのかと思います。

ぜひ読んでみてください!


コメント